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駐日米大使人事「何も聞いていない」…日本政府に不快感
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=pol&aid=20090521-570-OYT1T00045


 政府は、駐日米大使にジョン・ルース氏の起用が固まったことを「予想外の人事」(政府筋)と受け止めている。
 米政府から日本政府への連絡は直前までなく、20日の新聞報道でルース氏の起用を知った政府高官は、「何も聞いていない」と不快感を示した。ルース氏に関する情報も少なく、外務省でさえ「どんな人物かよくわからない」(幹部)のが実情だ。日米間には在日米軍再編などの懸案が山積するだけに、こうした問題に関するルース氏の考えについて「独自に情報収集を進める」(防衛省幹部)動きも始まった。
 ただ、日本政府は駐日大使の知名度よりも大統領との「近さ」を重視している。ルース氏がオバマ大統領に近い存在と伝えられたことから、大統領との仲介役として期待する声も出ている。
 ◆中国大使に比べ「格差あるのでは」◆
 一方、オバマ氏は、次期中国大使に、将来の大統領候補とも目されるハンツマン・ユタ州知事を指名した。日本側には今回の日中の米大使人事を比較し「格差があるのではないか。意外な感じ」(外交筋)との受け止めも広がった。
- 読売新聞 [05/21(木) 00:16]

「意外な感じ」?

いや、違うだろ。
その匿名の外交筋に対して、我々一般の国民が持つ感想の方が意外である。その続きの「近さに期待」などは意外を通り越して罵倒したくなるくらいだが。


思い返してみよう。
クリントン国務長官が政権発足直後にアジア諸国を歴訪した時、一番最初に訪れた国はどこか?
そう日本である。

最後に向かったのはどこか?
そう中国である。

当時も「日本を重要視しているのだろう」などと言うベタ甘の所見があったように記憶しているが、どういうお気楽さなのだろう。

与党も野党も、党首への相談は最初にするのか?
官庁は大臣や次官へ最初にお伺いを立てるのか?

一般企業の経験しかない私などは、最初の相談は同僚にする。次が直上の上司だ。社長と直接話ができるような関係(規模か(笑))であったとしても、そんなのは最後にするに決まっているではないか。

これが、上下関係ではなく、他社だったら尚のことである。それが「長い付き合いで、気軽に話せる担当者」と言う括りなら、まだ日本も救われる。だが、果たしてそうか?
「他社のオレの言うことを、まるで自分の部下のように何でも良く聞いてくれるアイツ」。
これがアメリカの本音、日本の「見くびられよう」でないと誰が言い切れる?

このことから見ても、日本軽視、中国重視は当たり前に見てとれるではないか?
よもやそんな直近のことを忘れて、日米外交、米中外交を論じているのではあるまいな?

それを報じるマスコミも、すっかり忘れて一緒に右往左往している現状は何だ?
まるで、紙面を埋める為の経歴や親日具合が、自社では全く情報不足。こりゃぁいかんと外務省に聞きに行ったら、そこでも知らないと言われて焦っているかのようだ。


何にせよ大統領に近いと言うことは単なる論功人事と言うことだろう。
これも会社などでは当たり前に見られる風景(下っ端クラスでは窓際人事とも言うが、さすがに駐日大使でそれは無かろう)。
まぁ日本はその程度に軽く見られている。

何にせよ、海の向こうの熾烈な選挙戦当時から、何が楽しいのかウォッチし続けた挙げ句が、この「予想すらしなかった人事」である。その程度の政府外務省と、マスコミ。

まぁ事実、オバマブーム(って何?…苦笑)にホイホイと乗って嬉しがっている日本人は多いみたいだが、その内にアレコレがっかりする事ないよう。
得体の知れない相手が世界のトップに君臨したと言うのに、どっちの党の大統領候補だかも良く知らずに(ブッシュがどっちだったかも、オバマと同じか違うのかも知らない…それどころか、その二択の選択肢が民主党と共和党だと言うのすら判らないのもいる始末だ)、いつまでも喜んでいるのは、発音が似ているってだけで応援している小浜市民に任せておけば充分なのだ。
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